や、うん。ちょっとキュンとしました。【短編】一




それでも私はクラスの中では
話した方で、自慢じゃないけど女子の中では一番仲がよかったと思う。



まぁそれは、この遠藤という名字のせいかもしれない。

クラスにア行の名前が極度に少なく私と咲月くんだけだったため、何かと出席番号順で座る時は咲月くんの隣か後ろになるのだ。
まぁ咲月くんは授業中寝てることが多くて、眼中に入らないこともあったけど…。

先生に当てられて寝ぼけたまんまの咲月くんをよく助けたもんだ。

そのためか、私は相原くんではなく、咲月くんと呼ばせてもらってる。
今は知らないけど、咲月くんと呼んでるのが私だけだったことがちょっと…いや、かなり嬉しかった。




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