僕の存在理由と君の存在価値


「はぁ‥‥」


莉杏はまだ寝てる。

そりゃまだ7時だし、昨日の莉杏はおかしいくらいに俺の事求めてきたし、仕方ない。


実際莉杏とは別れたい、理由はやっぱり美希。

でも、莉杏は別れようって言うと何がなんでも別れさせないように必死みたいな。
だから、どうにも別れを切り出せないでいる。





ガチャ


リビングのドアを開けると、みんな寝ている。



冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出して、一口口に含む。


‥‥あれ、美希は。




リビングを出て、玄関を見る。


「靴はあるよな」


そしたら‥やっぱ颯太の部屋?



行ってみるか。


コンコン
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