僕の存在理由と君の存在価値

彼女は白石空。

バスケ部に所属していた真面目ちゃん、かなりショートで記憶が正しければ金曜日に会った時は髪は真っ黒だったが‥



「やばくね?やばくね?ちょーキモいんだけど(笑)」



空自身も自覚しているのか菫と一緒になって笑っている。




僕、菫、空はこの学年で少し浮いた存在なのかもしれない。
僕は自慢じゃないがまともに学校は来ないしクラスメイトと仲良くしないし、菫は気性が荒く問題ばかりで先生方には目の敵にされている、空は真面目?なのにみんなから距離を置かれているみたい。

だからからか、僕らは基本的に三人でいる事が多かった。



「そういえば、お前ら今日先輩とデートだったよね?」



このふたりは、学校の先輩方と仲が良かったせいか誘われ事が多いらしい。



「そうだよ!やっと尚人さんとデートなんだよ〜」



尚人さんってのは空が1年の頃から好きな先輩らしい。

菫は"はいはい"っといった様子で空と肩を組んでいた。



「美希はどうする?たまには一緒に行く?」



「僕は遠慮しとくよ。今日は先約あるし」



先約っていうのは‥
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