僕の存在理由と君の存在価値

僕はリビングに行かず、そのまま颯太の部屋に行った。


ボフッ

颯太のベッドにダイブ。


颯太の香りがする‥‥そりゃ、颯太のベッドだもんね



「ほんとに別れるつもりなんだ‥‥‥」



正直、別れるだなんて思わなかった。


優太さんは、かっこよくて優しくて先輩後輩男女問わずに仲が良くて尊敬される人。
その隣にいるりーちゃんは、可愛くて女として尊敬する。

だからこそ、ふたりは認められるんだと思う。



「はー‥‥もうどうすりゃいいの‥‥‥」



♪〜♪〜♪〜


メールが来た、宛先は‥



「誠也か‥」



“ごめん、別れて。好きなヤツが出来た”



「どうせ、毬ちゃんだろうな」


毬ちゃんは前に誠也の事が好きって噂があって、その時は振られなかった。

だけど昨日帰りも何か言いたそうだったし仕方ないか。



“了解。今までありがとう”



8ヶ月付き合った誠也との別れは、あっけなかった。


メールを送った後、急に睡魔に襲われ眠りについた。
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