僕の存在理由と君の存在価値
「んじゃ部屋戻るわ」
食べ終わって、しばらくしてから颯太は部屋に戻った。
「‥何かあった?」
何か言いたそうな美希に、俺は声を掛ける。
まぁ予想はつく、颯太が好きだとかだろう。
‥大体別れたから、ハイ!付き合いましょうって方がおかしいと思うしな。
「付き合うの、ナシにしよ‥」
ほーら、まぁ想定内だよな。
でも、他の女なんて考えられない‥‥いや、考えたくないのが現実。
仕方ねぇ、片思いすっか。
「やっぱり‥‥りーちゃんに悪いし、さ」
でも、望みが欲しいよ。
俺は美希を好きでいて望みはあるのかな?
振り向いてくれる可能性はあるのかな?
「だから‥待ってて欲しいな」