僕の存在理由と君の存在価値
「じゃあまた帰りな」
そう言って僕達を降ろした優太は帰っていってしまった。
「取り敢えずクラスの、見に行くか!!!」
歩いていると人だかりが見える、体育館の前みたい。
‥‥‥何か真面目そうなやつばっか。
光輝はさっさと前に行ってクラスを見に行ったみたい。
「ねぇ」
「んーにゃに」
眠たそうに目を擦る颯太。
「髪‥染めなかったんだね」
「染めたもんね、キャラメル何とかって2トーンくらい暗い色で」
「バーカ、染めたって言わねぇし」
「俺からしたらイメチェン並みだし」
久しぶりに颯太と話すな。
何かやっぱり颯太と話すのはほのぼのと癒される気がする、2人の時みたいなのはないけどね。