僕の存在理由と君の存在価値
「そうだけど?」
私の前に座っている人が話し掛けてきた、簡単に言うとチャラそう。
「俺、片岡俊平。噂は本当みたいだね?天野さんってすっごい可愛い、良かったら‥」
「うっせーよ」
隣に座る颯太はご機嫌ナナメ。
あんまり怒らせると手に負えないし、問題になるのもめんどくさいし‥‥
「片瀬くんだか片野くんだか、わかんないけどさ取り敢えず黙って?」
「あ‥‥‥うん」
渋々と言った様子で前に向き直してくれた。