僕の存在理由と君の存在価値

声がした方に目をやると


「あ、」

「久しぶりっす」


リョージがいた。




「おい!お前ら、俺の名前は柏木涼士だよ!忘れてんじゃねぇよ。」


僕は頭を軽く叩かれた。

そこで知った事実。


「へぇ、リョージってタメだったんだ」

「ちげーよ、俺は18!お前らの2つ先輩だっつの!!」


また頭を‥‥‥




「リョージ?美希は俺んだから、叩くの禁止。」


気付けば颯太の腕のなかに収まり、リョージは驚いていた。


「‥‥颯太、変わったな。」

「俺は、子供なだけだよ。」


ふたりの会話は理解が難しかったので放置をして、リョージに別れを告げた。
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