僕の存在理由と君の存在価値

懐かしい。

卒業してからまだ1ヶ月も経ってないけど、凄く会ってないみたい。


「美希、その人彼氏?」


菫は颯太を見ながら、僕に耳打ちしてくる。


「違うわ、菫は彼氏いないの?」

「いるよー!実はもう半年になるんだけどね☆」

「はー‥黙ってるとか何だし、」

「ごめんごめん〜!あ、来た来た」


僕は目を丸くするって、こういう事なんだって初めて実感した。
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