僕の存在理由と君の存在価値

「え‥」

「は?」


お互い言葉もなく、ただただ驚いていた。

何かに気付いた颯太は僕に目を向けて、目の前にいる人にも目を向けた。


「リョージじゃん。何でいんの?」


まさかのまさか、菫の彼氏が涼士だっただなんて。










取り敢えず、口を滑りそうになった颯太と一緒に店を出て優太の迎えを待っている。


♪〜♪〜♪〜

「もしー、俺だけど‥あーうん、わかったよ、行く行く」ガチャ



「ごめん、美希‥みーくんと湊が今から来いって‥」


申し訳なさそうに眉を八の字にしている、颯太。

僕は颯太の手から自分のカバンを取り、颯太の頭をポンポンとしてみた。


「もう優太も来るから、大丈夫だよ?たまには遊んできなよ!行ってらっしゃい!」


颯太は"ありがとう"と言って、その場を離れた。
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