十人十恋-じゅうにんとこい-
六月になって、体育祭の競技の説明が行われた。
僕たちの学校の体育祭は、六月にやるみたいだ。
中学生の時は、秋だったからな~。別に六月でもいいけど。
相変わらず、僕は紗江ちゃんに話しかけられないし、紗江ちゃんもそうだった。
「体育祭の実行員したい奴はいるか?」
だれも手を上げたりしなかった。
でも、紗江ちゃんは手を上げた。
「私がやります」
「すまん、白川。委員長は出来ないんだ。他にやりたい奴はいないか?」
僕は、何故か手を上げてしまった。
「ぼ、僕がやります…」
「そうか。ありがとな、黒山」
「い、いいえ」
目立ってしまった!いつもなら、目立たないことしかしないのに…!
そして、色んな係りを決めて、淡々と競技の説明があった。
綱引き、障害物リレー、パン食い競争、綱引き、騎馬戦、組体操、リレー、フォークダンスと色んな競技があった。
フォークダンスは競技じゃないけど。
そして、母さんと父さんに実行員になったから夕飯がいつもより遅くなることをメールで伝えた。
僕たちの学校の体育祭は、六月にやるみたいだ。
中学生の時は、秋だったからな~。別に六月でもいいけど。
相変わらず、僕は紗江ちゃんに話しかけられないし、紗江ちゃんもそうだった。
「体育祭の実行員したい奴はいるか?」
だれも手を上げたりしなかった。
でも、紗江ちゃんは手を上げた。
「私がやります」
「すまん、白川。委員長は出来ないんだ。他にやりたい奴はいないか?」
僕は、何故か手を上げてしまった。
「ぼ、僕がやります…」
「そうか。ありがとな、黒山」
「い、いいえ」
目立ってしまった!いつもなら、目立たないことしかしないのに…!
そして、色んな係りを決めて、淡々と競技の説明があった。
綱引き、障害物リレー、パン食い競争、綱引き、騎馬戦、組体操、リレー、フォークダンスと色んな競技があった。
フォークダンスは競技じゃないけど。
そして、母さんと父さんに実行員になったから夕飯がいつもより遅くなることをメールで伝えた。