INCOMPLETE A PICTURE BOOK



でもそんなことを感じさせないほど嬉しそうにやってきたくろずきんに、潤はどんな顔をしたらいいか分からなかった。


「何でそんな嬉しそうなんだ?」



潤の質問を代弁してくれた緒形。




「だって……狼さんと仲良くなれるかもしれないんですよ?嬉しくないわけないじゃないですか!」


めずらしく一回も噛まなかった。

それだけ嬉しいということなのだろうか?




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