INCOMPLETE A PICTURE BOOK



「そっか……」



潤はまた自分をバカにするように笑った。



「でも聞いてくれっ!」
「聞きたくない!」

「……ッ」



潤は何も聞きたくなかった。


「うるさい!うるさい!うるさい!」



耳を押さえて大声で叫ぶ。



「もう何も聞きたくないの……」



緒方は伝えたかった。



潤と過ごした時間はまだ3日だ。

でも、潤といるのは楽しかったんだ!って伝えたい。


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