INCOMPLETE A PICTURE BOOK



「異空間を作るにはこの二つの力が必要だ。んで、それがここに揃ったわけだ」


潤、緒方。

2人は出会うべくして出会ったのかもしれない。



「二つの力を使い、空間を歪ませるんだ。そしたらこんな世界への扉が開く」



そこで潤はあることに気が付く。



「あたし、力?使った記憶無いよ。第一、今までに知らなかったし」


潤は何も知らなかった。


知っていたのは噂だけ。



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