大好きの気持ち
放課後−。

「穂波、今日の夕飯
呼ばれていい?」

亮太が言った。

相原家がうちに来たり、
成瀬家が相原家に行ったりすることは、時々あった。

普通のことだった。

だからあたしは
こう答えてしまった。

「いいよ。わかった」

マユちゃんがいたのに…
とんでもないことをしたなんて、思ってもなかった。
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