HIMAWARI
第三章 ヒマワリと夏祭り
「・・・・」
「・・・・」
あれから15分ほどたった今。
相変わらずゆでだこのように真っ赤な私達は
お互いに何も喋らないままで沈黙が続いた。
「あのさっ」
「ほえっ?」
いきなり喋りかけてきた和希に私はすっとんきょうな声を出す。
「あの、明日から一緒に学校いかねぇ?」
「ほい?」
予想外の和希の言葉にまたもや私はすっとんきょうな声を出した。
今、『一緒に学校いかねぇ?』って言われた気がする。
なぜに?
「・・・何で急に?」
「せっかくその・・・えっと友達!そう友達になったからさ」
私の問いかけに頬を赤くして和希は答える。