HIMAWARI
ピチチチッ
小鳥のさえずりが聞こえる。
カーテンを開くと眩しく光る太陽が見えた。
「あぁ。もう朝か・・・」
そんな事を言いながら大きなアクビを一つする。
結局あれから眠れなくて一晩中起きていたのだ。
そのせいで目の下には真っ黒なクマ。
泣きすぎて腫れてしまったまぶた。
夜ふかしでボロボロの肌。
思っていた以上に私の状態はひどかった。
鏡の中の見知らぬ自分に私は眉をひそめる。
いつもより気合を入れてメイクをし、何とかごまかす。
「よっしゃ」
鏡を見て、いつもと変わらない自分に安心した。
♪~♪~♪