HIMAWARI



ピチチチッ


小鳥のさえずりが聞こえる。

カーテンを開くと眩しく光る太陽が見えた。


「あぁ。もう朝か・・・」


そんな事を言いながら大きなアクビを一つする。


結局あれから眠れなくて一晩中起きていたのだ。


そのせいで目の下には真っ黒なクマ。

泣きすぎて腫れてしまったまぶた。

夜ふかしでボロボロの肌。


思っていた以上に私の状態はひどかった。


鏡の中の見知らぬ自分に私は眉をひそめる。


いつもより気合を入れてメイクをし、何とかごまかす。


「よっしゃ」


鏡を見て、いつもと変わらない自分に安心した。


♪~♪~♪
< 21 / 71 >

この作品をシェア

pagetop