HIMAWARI
「ねぇ、和希?」
「ん?どした」
「なんで、私の家知ってるの?」
頭にわいてきた疑問。もちろん、和希を家に案内した事はない。
「んーと・・直感ってやつだよ」
ふざけて言う和希に私はほっぺを膨らませる。
「もー。真面目に答えてよぉ」
「わかったって。俺の家ここの近所だし。前から知ってたし」
えぇ?
「そんなの知らなかったもん!」
そう言ってすねる私の頭を笑いながら和希がなでる。
「っ///」
なでられた部分が熱い。きっと顔も赤くなってるだろう。
「もぅ・・・バカ」
そう呟くと和希の背中に一発バシィッとおみまいしてやった。