HIMAWARI


「ねぇ、和希?」

「ん?どした」


「なんで、私の家知ってるの?」


頭にわいてきた疑問。もちろん、和希を家に案内した事はない。


「んーと・・直感ってやつだよ」


ふざけて言う和希に私はほっぺを膨らませる。


「もー。真面目に答えてよぉ」


「わかったって。俺の家ここの近所だし。前から知ってたし」


えぇ?


「そんなの知らなかったもん!」


そう言ってすねる私の頭を笑いながら和希がなでる。


「っ///」


なでられた部分が熱い。きっと顔も赤くなってるだろう。


「もぅ・・・バカ」


そう呟くと和希の背中に一発バシィッとおみまいしてやった。
< 23 / 71 >

この作品をシェア

pagetop