HIMAWARI


そして今、私はこの気持ちにそっとフタをする。

こぼれないように、丁寧に。


和希への気持ちを封印する。


「ごめん。私・・・和希の事友達としか見れないし、その・・・

好きじゃないからっ!」


ズキンズキンズキン


痛む胸を押さえ、ずっと下を向いている私。


ごめんごめん・・・和希、ごめん。


和希の返事がなかったので私は和希の顔を見ようと上を向く。


そこには、悲しそうに切なそうに唇を噛みしめる和希がいた。


「・・・っ!!」


その姿を見てまた胸がズキズキと痛む。


罪悪感で浸された心。今もなお、罪悪感は増える。
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