HIMAWARI
第八章 始業式・・・?



ピンポーーン


玄関のチャイムが鳴る。その途端、私は焦った様子で叫んだ。


「やっばぁ!和希だっ~!!」


急いで荷物をまとめ、ローファーに足を通す。


・・・今日は始業式。

長かった夏が終わり今は秋のはじめ・・・のはずが、異常気象なのか9月になってもまだまだ暑い。


「おっす!」


ドアを開けると変わらない和希のヒマワリの笑顔。


この暑さでも爽やかだなぁ~。

私は感心してしまった。


「おはよっ」


あいさつを交わし、私達はバス停へ向かった。


歩いている間も隣に和希がいると思うと顔が熱くなって体温があがる。


あっという間にバス停に着き、バスに乗ると和希がおもむろに口を開いた。


「なぁ、2週間後の土曜にさぁ・・・俺の家こねぇ?」


―今・・・なんて??
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