HIMAWARI
「ホントっ!?じゃあ俺の事も和希ってよんで」
二カッとはにかんで和希はそう言った。
その笑顔がまぶしくて私は思わず目をつぶる。
それから、他愛もない会話をして2人で教室目指して歩いていった。
「ねぇ、ユリアは彼氏いんの?」
和希が突然そんな事を聞いてきたから私は真っ赤になって
「ええっ!?いいいいないよぉ・・・」
と答えた。
「まじで?ユリアめっちゃ可愛いのになんでー??」
和希のそんな言葉でますます私は赤くなった。
そんなこんなで和希の教室の前に着き、「じゃあな」「バイバイ」
と言いあって会話はあっさりと終わった。