HIMAWARI


1口でもお酒を飲むと私はそこからの記憶がなくなり何でもペラペラと喋ってしまう。


だから私は絶対にお酒を飲まないと決めてある。


「私は飲まないかんねっ!」


そう言うと、私はスナック菓子をつまみだした。


「ユリア」


名前を呼ばれた方を見ると、何かが入ったグラスを持った雪人がいた。


ピンクっぽくって・・・ジュースみたいなものが入っている。


「なに~?」

「酒飲めねぇんだろ?だから、ジュースやるよ」

「ホント!?ありがと~」


雪人からグラスを受け取ると私は一気にそれを飲み干した。


実は喉がからからだったのだ。



グラッ・・・


不意に頭がグラつく。



頭だけでなく体もグラグラしてきた。


え?どうゆうこと・・・?



私がふらふらしていると雪人がギョッとした様子で私の方へ来た。


「ごめん・・・さっきのチューハイだった。」

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