HIMAWARI
「はぁ~!?」
どうりで体がグラつくわけだ。
でも、もう体にはさっきのチューハイはまわっている。
ええぃ!もう何とでもなれーっ!!!
ヤケになって私はチューハイの缶に手を伸ばす。
「お・・おい、飲んでいいのかよ」
「あ?いいんだよそんなもん!黙っとけ」
私は乱暴に吐き捨てるとチューハイを一気に飲み干した。
周りではみんなが「酒グセが悪い」とブツブツ言っていた。
だけど、そんなの気にしてられない。
今の私のテンションは最高潮に達していた。
「ちょっとぉ。みんなもっと飲みなよぉ♪今日めっちゃ楽しいんですけどぉ☆」
1人で笑いながら踊る私。
それを呆れて見ている3人。
・・・いや、2人だ。
なぜなら・・・
「そぉだし~。みんなもっとテンションあげよぉぜぇ~なぁ?ユリア」
雪人も酔っぱらって私と一緒に踊っていたからだ。