HIMAWARI
そんな中、空気を読めてない雪人が喋り出す。
「へぇ~何があったのぉ?」
「んとねぇ~本気で好きだった人に殺されそぉになったんら。ビルから突き落とされたのぉ。そんで私ね~一時期、人間不信らったのぉ」
あはは、と話す私を除く3人は黙りこくってしまった。
「あれぇ~?みんなどうしたのぉ」
しんみりした空気の中、私だけがバカみたいに喋り続ける。
「ユリア・・・それはね」
「あぁ~わかってるよぉ心配しないでぇ」
紅葉が何か言いかけたのを遮る私。
「違うの。そうじゃなくってね」
「・・・もぅいいよ。飲も飲もっ♪」
もう1回何か言いかけた紅葉だけど私はスルーした。
やるせない表情でうつむいてる紅葉。