HIMAWARI



この時は酔っていて頭が回ってなかったけどこの時聞いておけばよかったんだ。


紅葉の口からあの事を。


「みんなぁ~テンションあげよぉ?」

「おぅ。そうだよな・・・じゃあ飲むか!」



私の一言でまたみんなはお酒を飲み始めた。


私もプシュッと缶を開けてチューハイを一気に喉に流しいれる。



・・・途端に、目まいがして景色が回り始めた。


さすがにお酒を飲みすぎたかもしれない。


「うわぁっ・・・ぐるぐるするー」


トローンとした目になり体が横に傾いたとき誰かの手に支えられた。



「おいっ!大丈夫かユリア」


温かい手。


そうか・・・これはきっと和希の・・・


そんな事を思いながら私は深い眠りについた。
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