HIMAWARI




――ゴツンッ


「・・・ったぁ~」


何かに肘をぶつけて目を覚ます。


起き上がろうとすると頭がズキズキと痛みだした。

そうだ、私お酒飲んだんだ。(←ガバガバと・・・)


昨日の記憶を手繰りよせ、やっと思い出した。


「頭いたいー・・・」


そう言いながらごろんと寝がえりをうつと・・・

「っ!?///」


なんと横には和希がいた。

スースーと規則正しい寝息をたてている。


長いまつげに整った眉。

やっぱり寝てても和希はキレイだ。


じーっと見つめていると和希はぱちっと目を開いた。


「ユリア、もう大丈夫なのか?」

起きてすぐ、私のことを心配してくれた和希。


胸がキューっとする。


「うん。頭は痛いけど大丈夫」

「そっか。・・・ま、あれだけ寝ればなぁ~」


和希はしみじみと言う。
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