生徒会長とぁたし。
こうして、このまま楽しく過ごせる…そう思っていたのに。
思っていたぁたしがバカだったの?
宿泊学習が終わったので、昼休みものんびりできる。
詩音との昼ごはんも、前と同じく楽しいもの。
でもぁたしは、一度も詩音に生徒会長のことを切り出せずにいた。
「…由!!美由!?おーい!!聞いてる!?」
詩音の大きな声で意識が戻る。
「…あっ!!うん!!どうした?」
「だーかーら!!……」
最近、生徒会長が来ない日々が続いている。
やっぱりぁたしのこと、好きでも何でもなかったのかも…。
そう思うと悲しいような、淋しいような。
複雑な気持ち。