年上彼氏
ケンジは驚いて、私とおじさんを交互に見てる。


コロッケつまんで、焼酎飲みながら

『おじさんにケンジの事を聞きに来たの。二年前に。』


ケンジはぽかんと口を開けておじさんを見てる。


おじさんは知らん顔で私の焼酎を作ってくれた。


『ケンジ…おかしいとおもってさ!結婚決まってる人がいるのに私と付き合ったでしょ?だからおじさんに、ケンジの正体聞きに来たの。』


おじさんは、ケンジに

『リコちゃん、今日は泊まり?』

ケンジが頷いたら、私に二杯目を差し出した。

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