年上彼氏
よくしゃべる、飲む私をおじさんとケンジ…黙って眺めてる。


『ケンジは、私を遊びで付き合ってるんかなって、おじさんに聞いたのっ。そしたらさ!おじさんが、そんな器用な奴じゃないってっ。ケンジはリコちゃんが好きなんだよって〜っ』


わーっと泣き出した私に、二人びびってる。


あらあら、私どうしたんだろ。


焼酎とコロッケ、交互に口に入れると上手い。


そうだ。思い出した!

『ケンジ!前の彼女…ここに連れてきてたんだってねっ!』


ケンジ、おじさんを睨んでる。


いいんだ。そんな彼女を、私の為に…振ったんだもん。ごめんね。
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