年上彼氏
惑わす?そんなんじゃない。
泣かない。泣かないもん。
『リコちゃん。私はケンジしか考えられないの』
『さやかさん。私もケンジが…ケンジしか考えられません。ごめんなさい。ひどいことして』
『ひどいこと?私からケンジを奪ったこと?』
『さやかさん…ごめんなさい…ホントにごめんなさい。ごめんなさい』
泣かない。絶対に!
『やめてよ。私が惨めでしょ。ケンジを返して』
『出来ない。出来ません。ケンジから離れられないの』
『あなたたち…身体の関係もあるの?』
『…ありません』
『参ったな。ケンジ…』
さやかさんは暫く無言だった。
『あいつ、あなたのかわりに私を…いや。何でもない。長電話してごめんね。明日九州へ戻るの。じゃあね』
泣かない。泣かないもん。
『リコちゃん。私はケンジしか考えられないの』
『さやかさん。私もケンジが…ケンジしか考えられません。ごめんなさい。ひどいことして』
『ひどいこと?私からケンジを奪ったこと?』
『さやかさん…ごめんなさい…ホントにごめんなさい。ごめんなさい』
泣かない。絶対に!
『やめてよ。私が惨めでしょ。ケンジを返して』
『出来ない。出来ません。ケンジから離れられないの』
『あなたたち…身体の関係もあるの?』
『…ありません』
『参ったな。ケンジ…』
さやかさんは暫く無言だった。
『あいつ、あなたのかわりに私を…いや。何でもない。長電話してごめんね。明日九州へ戻るの。じゃあね』