年上彼氏
彼が向こう向いてコソコソ外してる姿を


可愛いなあって…眺めながら…私はすっかり疲れて、眠ってしまった。



何度か目が覚めたけど起き上がれなくて、目を閉じたらまた、眠りに落ちる


心地いいダルさ

彼の胸の中で…うずくまって…


背中を撫でられながら。

ゆっくりと目を開けたら…彼と目があった。


『可愛いなあ…リコ。ぐっすり眠ってた』


『ケンジ…私、完全にケンジのものになれた…』


顔を近付けて…唇を重ねた。


『リコ…愛してるよ…帰したくないよ…リコ』


ギュッと抱き締めあった。

『もう一度抱いていい?』

『うん…して…』

私…彼から離れられない。

夕方の…日が陰り始めた部屋で…二人、抱き合った。

何度も欲しくなる。


彼が。
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