年上彼氏

挨拶

『リコ…お母さんに挨拶したい…』


『え?』

ケンジはガバッと起き上がり

『挨拶させて。』



ケンジったら…。

『うん。いつでもいいよ』


ホッとした様子のケンジがおかしくて。


『どうしたの?急に…』


『成人式まだもまだなのに…大事な娘を…って。おもっちゃうんだよ』


『あは。お母さんはケンジの事、スゴイッて前に言ってた。』


『え?』


『私が学校いかなくなった時、家に来てくれたでしょ。次の日から学校行ったから…』


『あったね…そんなこと。』


『今、お兄ちゃんも家にいるから紹介するね』
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