年上彼氏
お母さんは泊まればっていったんだけど


ケンジは遠慮して帰っていった。


にぎやかな夕食会だった。


『お兄ちゃん、美味しかったよ!大学辞めて調理師学校行ってよかったね』


『リコの結婚式にはケーキ作ってやる。お前もいつのなにか大人になっちゃって…』


一緒に洗い物しながら、突きあう。


『なんか…色気が出てきたな』


『やめてよ変態!』


お母さんはあくびしながら…うたた寝。パートで疲れてるのね


『お兄ちゃん帰ってきてよかった!お母さん、よろこんでたよ!ご飯作ってくれるから楽って。』


笑うお兄ちゃん…。


『お前も結婚考える年かあ』


なんてしみじみいうから。

なんか切なくなった
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