年上彼氏

リコの誘惑

『エッチしようか?』


リコちゃんの言葉に俺は焦った。平静をよそうのがどんなに大変だったか。


ただでさえ、最近はリコちゃんの事が頭から離れなくて。


さやかがいながら…リコちゃんにキスしてしまう俺は何なんだって苦しいのに。


結婚の話は停滞したまま。

『今年は…』

そう言いながら自分を追い込んでいる。


風呂から上がってベッドに転がる。


脇で髪を乾かすさやか。


< 99 / 278 >

この作品をシェア

pagetop