魂、いただきます
「断るとどうなるわけ?」
「断れば、その場で死が確定して、あなたは自殺で死んだことになります。取り引きすれば、わたくしに魂を渡す前に三つだけ好きな願いがかなえられます」
「それって、取り引きしろってことじゃないの。だいたい自殺で死んだことになるって、あたしはこうして生きてるわよ」
「本当にそう思います?今のあなたはわたくしと契約を交渉するためにかりそめの生を与えられているに過ぎません。実際にはあなたは死につつあるのです」
真面目に答える悪魔に、宮乃は初めて恐怖と言うものを感じた。
しかし、それもほんの僅かだった。
「判ったわ。取り引きしようじゃないの」
「ありがとうございます」
「それで、本当になんでも願いをかなえてくれるんでしょうね、三つも」
「はい、悪魔は嘘を申しません」
「それじゃあ、百の願いをかなえて欲しいってのもいいのね」
宮乃は前からやってみたかった願いを言ってみた。
「断れば、その場で死が確定して、あなたは自殺で死んだことになります。取り引きすれば、わたくしに魂を渡す前に三つだけ好きな願いがかなえられます」
「それって、取り引きしろってことじゃないの。だいたい自殺で死んだことになるって、あたしはこうして生きてるわよ」
「本当にそう思います?今のあなたはわたくしと契約を交渉するためにかりそめの生を与えられているに過ぎません。実際にはあなたは死につつあるのです」
真面目に答える悪魔に、宮乃は初めて恐怖と言うものを感じた。
しかし、それもほんの僅かだった。
「判ったわ。取り引きしようじゃないの」
「ありがとうございます」
「それで、本当になんでも願いをかなえてくれるんでしょうね、三つも」
「はい、悪魔は嘘を申しません」
「それじゃあ、百の願いをかなえて欲しいってのもいいのね」
宮乃は前からやってみたかった願いを言ってみた。