今すぐぎゅってして!
プロローグ
その人のことを考えると、
暖かい気持ちになる
いっぱい涙も出る
その人がいなくなることを考えると、
胸がぎゅーっと苦しくなる
触れたい、触れられたいと欲が出る
“愛しい”と感じる
そう想えるのは
君一人だけだと信じていた。
“ずっと一緒”だと約束した。
だけど、君は離れていったね。
15歳の秋、私の心に開いた穴
君という大きな大きな穴
私はそれを早く、埋めたかった。
早く、次の恋を見つけて
過去を忘れたかった。
でも君以外に私の心を
埋められる人はもういないと
心のどこかで思っていた。