わがまま王子様とパン焼き少女
『あ。気にしないで大丈夫ですよ』

そう言った瞬間、ルフィアさんの表情が笑顔になった。


「本当ですか?ありがとう!ローラさんの部屋を用意させますわね!」

『いや……。大丈夫です。』


「ローラは何かしてないといられないタイプだもんな!」

『ラグナス!余計なことを言うな』

と小声で言い、ラグナスの足を蹴っ飛ばした。




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