わがまま王子様とパン焼き少女
『えぇ。お好きにお使いになって下さい。では、私達は………』

「ルフィア!ちょっと待って」

ラグナスに何か用事でもあるのかな?


と考えていたらラグナスが私の耳元で囁いていた。

「黙ってたら俺が何とかして離れ離れにならないようにしたのにな。」

え?さっきのは、わざと?

「今日の夜、ここで待ち合わせ。」


そう言うと私の返事も聞かずに行ってしまった。





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