わがまま王子様とパン焼き少女
『黙ってんじゃねーよ!』

すると私に卵を投げてきた。


『アハハハ。無様!!』

甲高い笑い声が部屋に響き渡る。


それからも卵や小麦粉など沢山、投げつけられた。


それでも私は怒りよりも身分の違いの悲しさで胸が苦しかった。



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