わがまま王子様とパン焼き少女
すると男は腰の袋から剣を取り出した。



『ふぇ?け……剣?…』



ギラギラと光る剣が私の頬の前で止まる。



「俺の言う事、聞けよ?」

脅迫だぁ!


私の頬の前にある剣が再びギラリと光る。




サイテーだ……。コイツ……。

無駄に抵抗して命を失ったら困る。



『わ……わかり…ました……』



仕方なく、素直に従おう………。






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