わがまま王子様とパン焼き少女
仕込みが終わったのはいつもより少し遅め。


『ふぅ。今日は少し、時間が掛かったかな?』


そろそろ店の看板をしまわないと!



看板をしまうため、外に出ようとドアに近づいた。



トントン――。


ドアを叩く音が店に響き渡る。



こんな遅い時間に何かしら?




もうお店は終わりなのに………。



誰――?



最近、この森で暴れている殺し屋?


でも私、何も悪い事してないし………。






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