わがまま王子様とパン焼き少女
急にさっきまで、森に響いていた音色が消えた。



ん??


目を開けると、木の下に寄り掛かっているラグナスの姿が見えた。



「ローラ?」


私を呼ぶ声はさっきの笛の音色のように綺麗だった。






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