わがまま王子様とパン焼き少女
頑張ろうと気合いを入れるけど、やっぱりなんか可笑しい………。


気が付くとパン生地を捏ねる手が止まっている。


『あれ?可笑しいな………』


「何が可笑しいんだ?」

独り言をしているとラグナスが来ていた。


全然、気づかなかった………。

ラグナスには心配させたくない。

『何でも無いよ。ラグナスは疲れてるんだから休みなよ!私に任せ…………』


任せてって言おうとしたら立ち眩んでしまった。


「おい!どうしたんだ?顔色が悪いぞ!」





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