わがまま王子様とパン焼き少女
ラグナスが気を使ってくれたのか、ゴミはそんなに重くなかった。


ゴミ捨て場にゴミを置き、帰ろうとした時、私を呼ぶ声が聞こえた。



後ろを振り返るとそこには、ライトがいた………。

ライトとはあの日以来会っていなかった。

「ローラ!!」

私を呼ぶ声はいつもの元気なライトの声ではない。

どこか真剣で余計に緊張してしまう。

『な……何?』


混乱してて何を話したらいいかわかんない……。


「あの日な……。俺、正直焦った。」


焦った?ライトが何に?




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