わがまま王子様とパン焼き少女
やはり二人には糖分が足りてなかったのか、パンを食べた後には言い争いが少なくなってきた。



「なぁ!ローラ!お願いがあるんだけど。ちょっといいか?」


いつもに増して真剣な表情なライト。ただ事では無さそうだ。

『どうしたの?ライト!』

私は手招きするライトの下に向かった。


「おい、ラグナス!ローラ借りるぞ」






< 83 / 143 >

この作品をシェア

pagetop