わがまま王子様とパン焼き少女
「おい!大丈夫か?」


『ごめん。少し思い出しただけ……』


ライトの声で我に返ったけどまだ悲しみが消えない。

「泣くな!俺がいる!」


ライトが優しく私を抱きしめた。


悲しみとライトの優しさが嬉しい気持ちが混じり合って今の気持ちがわかんない。


オロオロと泣き続ける私にライトが優しいキスをした。



その温もりが嬉しくて身を委ねた。



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