魔女な彼女の恋語
「うるせーな。好きっつっといて今更んなこと言うなよ。クーリングオフは効かねえぞ。好きになっちまったもんはどうしようもねえし」
それは…。
私だってこんなこと聞くのおかしいって思ってるけど…でも…っ。
「俺はお前のそういうとこも含めて好きになったんだよ。つかなんだよ普通の人間って。言っとくけど俺だってこの辺じゃ化け物扱いされてるぜ?」
あ…。
そういえば、そうね…。
世間に疎い私の耳にすら入ってきてたものね。
松希の噂は…。
「だからんなこと心配するんじゃねえよ。いいな?例えお前が化け物でもどんな力を持ってても。俺が一緒に生きてやる」
「うん…。ありがとう…松希」