SAD
一章・・この日から
「ここって、そういや化け物がでる道だっけ・・・?」
私、藤原日奈子は、塾の帰りに化け物が出る・・・という道を興味本位で通っていた
「本当にでるのかな・・・?」
オカルトが好きな私はわくわくしていた。
それがどれほど凄い事かもしらずに・・・
「あ・・・もしかして・・・」
何かが見える・・・青白い光が・・・
「化け物でた・・・っ!?」
それは化け物というか物の怪というか・・・狼によく似ているかとにかくでかい
「ちょ・・・・これ・・やばくない!?」
「・・・グルルッ・・・」
「やば・・・・」
化け物の手みたいな物で殺されそうになったその時・・・
「よっ!」
・・・ズヌッ・・・
「・・・え?」
殺されてない・・・横には切れた手があった・・・
「ほぉ・・・これまたでかいのがつれたつれた♪」
「え・・・誰・・・」
「ん・・・あら知り合いが通るとは・・・」
「え・・・・岡林!?」
化け物の前に岡林に驚いた。
・・・岡林真也・・・同じクラスで、いつも虚しい奴・・・
「けっ・・・なんだ、藤原かよ。」
「お・・・岡林が喋っている!?」
「おいおい。阿保いうな。俺も人間だ。言葉喋るだろ。」
「え・・・いつも寝ているあんたが!?」
「あれは、寝ていない。徒、魂と体を分離しているだけだ。」
「何言ってるの!?厨二病!?」
「はいはい。話は後だ。化け物先に解体するぞ。」
「ぁ・・・」
私はすっかり化け物を忘れていた。
「さぁ!解体ショーの始まり始まり!」
「へ?・・・あれ・・・包丁・・?ってデカッ!?」