憧れ



あれから月日が過ぎ、
アクターズに入ってから
半年が経とうとしていた。

私は今日も夢に向かって
レッスンに集中していた。

レッスンが終わり
ぐっさんに会いに事務所に行くと、
そこには永遠くんが居た。

私は言葉を失い
ア然として突っ立っていた。


「あっ!乃愛ちゃん!!」


永遠くんの声で我に返った。


「な‥なんでここに!?」


「なんでって‥
乃愛ちゃんとぐっさんが
待ってるって言ったから‥。」


永遠くんの話だと
休みをもらったらしく
地元に帰ってきたついでに寄ったらしい。

なるほど‥。
やっと状況が把握できた‥。


「このあと永遠と飯食いに行くんだけど
乃愛も行くか!?」


私は天国にいるの‥!?
ぐっさんは私の恩人です‥。


「乃愛ちゃん‥!?」


永遠くんの声で
私はまた我に返った。


「‥いいんですか!?
それじゃあお言葉に甘えて‥。」


そして私たちは居酒屋に行った。
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