幼なじみとの甘い恋♪

―帰宅。

私は、一目散に自分の部屋に向かった。
そして、ベランダに出た。


バン!!
勢いよく戸を開けた。


「うわ!ビビったんだけど…」
隣の部屋のベランダには、陽平が。


「栞と別れたって本当…?」
「情報早いね。うん、別れたよ」
「そっか」

半分、ホッとしている自分がいる。


「用件それだけ?」
「うん…」
「あ、そうだ!明日、チャリで一緒に学校行こうぜ!」
「チャリ?」
「うん。俺の運転で♪」
「わ、分かった!じゃーね!」


バンッ!!


「う、うそ…」

陽平は栞と別れた。
しかも、明日も陽平と登校だなんて…。


私はその夜、あまり寝付けなかった。

< 13 / 18 >

この作品をシェア

pagetop