幼なじみとの甘い恋♪
―帰宅。
私は、一目散に自分の部屋に向かった。
そして、ベランダに出た。
バン!!
勢いよく戸を開けた。
「うわ!ビビったんだけど…」
隣の部屋のベランダには、陽平が。
「栞と別れたって本当…?」
「情報早いね。うん、別れたよ」
「そっか」
半分、ホッとしている自分がいる。
「用件それだけ?」
「うん…」
「あ、そうだ!明日、チャリで一緒に学校行こうぜ!」
「チャリ?」
「うん。俺の運転で♪」
「わ、分かった!じゃーね!」
バンッ!!
「う、うそ…」
陽平は栞と別れた。
しかも、明日も陽平と登校だなんて…。
私はその夜、あまり寝付けなかった。